ブランク20年、子供と共に通う一児の母より


気付けば最後にまともにピアノを弾いた日から20年が経過しており、再開した当時は、指が動かない、そもそも音がちゃんとでない、譜読みはひとつひとつ音符を数えてから弾く…。という途方もない状態でした。
それでも、どうしても弾きたかった曲に出会ってしまい、子育てとの両立に戸惑いながらも、隔週で見てくださる先生をこちらで見つけて希望しました。

お試しレッスンでは、「基礎からやりなおしましょう」と言われることを覚悟でドキドキしていましたが、どうしてもその曲が弾きたいという私の思いを優先してくださり、長い時間をかけてご指導くださいました。今でも試行錯誤しながら弾き続けていますが、その曲に出会わなければ私はまたピアノが弾きたいと思っていなかったと思うほど大事な曲です。あの時快く受け入れてくださったことで本当に人生が変わりました。

先生のレッスンではよく質問をされます。
考える機会を与えてくださるので、そのたびに自分自身に問いかけながら大人になった今でも成長できていくのを実感できます。
どんな曲も、弾き始める当初より、ずっと好きになっています。
本当にスローペースですが、弾ける曲が増えるごとに精神的な奥行きが深くなり心が豊かになっていくのを感じます。

先生が根本的にもっていらっしゃる、人の個性や可能性を信じる心と、ピアノが大好きという信念が土台となって、私も自主的にもっとピアノを弾きたいと思えるようになったのだと思います。

その教えることのできない部分まで教わることができる教室で本当によかったと思っています。
現在は娘も一緒に楽しくレッスンに通っています。

ピアノをはじめて1年半の娘の母より


娘は4歳から井上先生の元に通わせていただいて、1年半になります。
先生は、教える上での優しと、厳しさのバランスが絶妙です。

親自身は音楽が好きで、娘にもこの素晴らしい世界をめいっぱい楽しめるようになってほしい!という思いが強いのですが、私が小さかったころと同じく娘にとっても家で練習するのがつらいと思うこともあるようです。
そんな中でも一度も「ピアノをやめたい」とは言わずに、レッスンには毎回自分から通っていて、少しずつですが着実に上達していることをありがたく感じます。

まだ小さいので、レッスンの間にずっと集中しているということはなかなか難しいですが、先生がひとりひとりの興味関心に合わせて、弾くことだけでなく調音や楽譜の読み書き、音楽理論、等様々な角度から音楽全体の楽しさを根底にしっかりとした基礎を教えてくださいます。
私が大人になるまで知らなかった音楽用語を教えて説明してくれることも少なくありません。

ひとつの曲をあらゆる角度から弾けるように努力する過程と達成の繰り返しが、この混沌とした世の中で生きていく際の、自分への信頼と自信につながって力強く生きていっていく力になってほしいと願っています。

これからもどうぞよろしくお願い致します。

保育士国家資格に見事合格したアラフォー女性の方より


井上先生は、とても、暖かく理知的な優しさを持っている先生です。
初め、保育士の資格取得する為に、ピアノを教室で習い始めました。
バイエルから始めましたが、初めは、中々、ピアノが弾けず、戸惑っている私に、根気強く気長に一生懸命に、楽しく教えてくださいました。
そのお陰で、保育士実技試験では、一回で合格できました。
井上先生だからこそ、ここまで来れたことを感謝しています。
先生は、引き受けた限りは、責任を持って一生懸命、一緒に頑張ってくださいました。
時には、朝、9時前にお伺いすることもありました。
先生は、嫌な顔を1つも見せず、一生懸命に教えてくれたことが、思い出されます。
そして、授業の後には、いつも、本場の温かいセイロンティーを出して来てくださいます。
井上先生の笑顔と共に、心がほっとする瞬間でした。
井上先生のお陰で、保育士試験実技には、一回で合格することができ、心から、感謝しています。
出逢いは、不思議だと思っています。

27才女性 会社員の方より


井上先生は穏やかで、歌うように喋る、「ピアノの先生」という職業がぴったりの人です。
私はいわゆる練習曲ではなく、自分が弾いてみたい曲をレッスンで使っているので、自宅
での練習もとても楽しいです。
ブルグミュラーの途中でピアノ教室を辞めた私ですが、井上先生の元でレッスンを始めて
から、ショパンのノクターンやワルツなどを弾けるようになりました。
発表会で弾く曲を1年かけて練習するようなスローペースですが、
辞めずに続けて、どんどんレパートリーを増やしていきたいと思っています。

発表会を終えて、お母様より


井上先生、昨日は、素晴らしい発表会をありがとうございました。

子供一人一人が、身体的にも音楽的にも未熟ながらも、まっすぐ前をむいてピアノと向かっ
ている姿…当たり前のようで、そうでなく、すばらしいなと、感動しました。
娘の演奏…親からすれば、もう少し?だ?だと欲ばりな注文を出してしまいますが、10年以上
も井上先生のご指導のもと、一歩一歩、半歩半歩、前進しながら継続して今日までピアノを 続けられたことに感謝申し上げます。ありがとうございます。
私はなるべく彼女にピアノを続けてもらいたいと願っております。
そして井上先生から音楽方面からの指導、感性などを彼女に伝えて頂けたらうれしく思います。

娘が先生から発信された信号を受けとるレセプターをもっていないかもしれないし、気づかずに 通りすぎてしまうかもしれませんが、やはり子供には心豊かな人間になってもらいたいと願っ ております。
これからもご指導賜りますようよろしくお願い申し上げます。

発表会に参加した、小学校1年生の男の子のお母様より


天国と地獄とモーツアルトの子守唄と、大きな古時計の三曲をひきました。
演奏後は、花束を二つもらい、重かったけど、嬉しかったです、と作文に書いていました。

生徒第一号の方より


ピアノを習い始めたのは保育園の年長の時。
赤いトンプソンの教本の表紙は印象的で 歌詞付きの曲を歌いながら弾いていたことが懐かしく思い出されます。
1曲が完成したときに先生からもらえる花まるとシールが楽しみでした。
今でも教本を開くと、あの時の気持ちが蘇ってくるようです。
小学校中学年の時には、練習が嫌で、レッスンに行くのが憂鬱な時期もありました。
それでも「ピアノをやめたい」と思わなかったのは、先生が辛抱強く、優しく教えて下さったからだと思います。

これまで色々な曲を演奏してきて、たくさんの素敵な曲や作曲家に出会ってきました。
好きな曲を自分で演奏できるようになったとき、ピアノを続けてきて本当に良かったと感じます。
自分の指から、心が震えるような音を紡ぎ出せたときは幸せな気持ちになります。

先生は穏やかな中にも芯を持っていて 単なる技術だけではなく、どうやって曲と向き合うか、ということを教えてくださいました。
こんなに長くピアノと一緒に歩ませてくださってありがとうございます。
今はレッスンには通えていませんが、ピアノとは一生付き合っていきたいと思っています。